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「天狼新星 Sirius: Hypernova -RESTORED-」

2009年9月26日ー10月1日

@東長崎・てあとるらぽう

Pooma [Finland] / Persuader (2008)


 ・January

 ・Trough The Calm

 ・Persuader

 Poomaのデビューアルバム「Persuader」から3曲をピックアップし、プロローグとエピローグ、二連星の話をするシーンで使わせて頂いた。ひたすら気だるく、陰鬱でありながらもどことなく達観した感のあるPoomaの曲調が、エンタングルメント状態の悲しき双子(=電子通信システムFaint voice)と量子コンピュータのヒルベルト空間に永遠に囚われることになった電脳部隊(サイバーフォース)の指揮官、深尾大尉(=Hermit)の心情にマッチし過ぎだ。

Michael Nyman [UK] / GATTACA Original Soundtrack (1998)


 ・The Other Side

 ・The Departure

 ・The Morrow

Kamerot [USA] / Ghost Opera (2007)


 ・Solitaire〜Rule The World

 ・Anthem

 ・Ghost Opera

  ピーター・グリーナウェイ(イギリスの映画監督)の共犯者、マイケル・ナイマンは映画『ピアノ・レッスン(監督:ジェーン・カンピオン)』への楽曲提供により日本国内で一気にポピュラリティを獲得した様な気がする……んっ? というか「料理の鉄人(フジテレビ)」か? つーか、グリーナウェイの名作『コックと泥棒、その妻と愛人』中の〈あの名曲〉が、あんな形で使われちゃったものだから(←設定上の選曲としては最高のチョイスと言えるけどね)、もはや「料理の鉄人」のパロディとしてしか使えない事態になってしまったわけだが……って、そんなことはどうでもよくて、ナイマンはハリウッド映画にも楽曲提供していて『ガタカ(監督:アンドリュー・ニコル)』のサウンドトラックもそのひとつだ。映画も素敵だった(イーサン・ホークのダメ男っぷりとユマ・サーマンのたまらない魅力、そしてジュード・ロウの……つーか、見てない人はTSUTAYAで借りて見なさい!)が、やはりナイマンの音楽が文句のつけようもないほど最高なんだ(見終えた直後にサウンドトラックをネット注文したぐらいだ)。で、〈宇宙繋がり〉と言うことで、ナイマンの名曲を使わせて頂いた……というよりも、これらの楽曲を聴きながらこの脚本を書いていたというのが真実だ。つまり、ナイマンの曲がなければ、脚本の書きぶりも全く異なったものになっていたってことで、天狼新星においての〈極めて重要な楽曲〉と言っても良いんじゃないかな。

 カーテンコール——すべての物語がおわったところで流れ出したのが、Kamerotの「Solitaire」である。とてつもなく哀愁を帯びたストリングスだ。で、「Rule The World」に繋がる強引なトランジション! そして、破壊されたと思われたFaint voiceが再び動き出す……つーか、最高じゃん! 時に流された電脳兵(サイ・ソル)が自らの死を認識する重要な場面で流れるのが超発汗バラード「Anthem」だ。Anthem=凱歌という言葉を逆手にとった〈破滅の悲しみ〉を感じさせられる曲としか思えないのだが、ボーカルのロイ・カーンが初めての子が生まれた時に〈父親となった喜び〉を歌い込んだものだとライナーか何かに書いてあった……えっ? 喜び? どこに? なんだかヘビーメタルの方々とは永遠に解り合えないのかも知れないなぁ……悲しい限りだ(:_;) 加えて、タイトルチューンのGhost Operaもミリタリィっぽいイントロなので、電脳部隊登場のシーンの暗転明けで、有り難く使わせて頂いた。

 その他、ドイツのシンフォ・メタルバンドDawn of Destinyのアルバム「Rebellion in Heaven (2008)」中の「Unexpected Guest」を(ノリがとても良かったので)暗転ブリッジに使わせていただいた。それから、いつものようにMinistryとかNightwishとかHeaven Shall Burnとかつまみ食いしちゃって、心の中は〈すまない気持ち〉でいっぱいで、今にも張り裂けそうだ。


 あっ、そうそう! オープニングムービー(↓)のタイトルバックはRob Zombie「Reload」(←アルバム中には見つからないが、映画「マトリックス・リローデッド(2003)」のオリジナルサントラに入っている)だ。つーか、めちゃめちゃカッコイイ!