はなださとしの戯言
はなださとしの戯言
チラシのデザイン
今度の公演(詳細は、劇団HP、CoRichの当劇団サイト参照)のチラシは「フォトコラージュ」という(古式ゆかしい)手法を用いて作ってみた。ベルベットの上に、写真や薔薇、ゴスっぽいアクセサリー、ジェリー・ビーンズがばらまかれた図柄であるが、そのすべてが独立した写真(画像)であり、寄せ集めて一枚の絵としたものだ。単に切り貼りしたままだと「いかにも切り貼りです(きっぱり)」という感じになってしまうので、全体の光源の位置を考えた上で、個々の写真に独立した「照明効果」を施し、且つ「影」を付けている。手間の掛かる方法ではあるがAdobe社のPhotoshopを用いれば(効果を確かめながら作業を進行できるので)苦ではない(ちなみに、はなだは未だに「Photoshop CS1」を頑固に使い続けている。PCにはCS4も存在しているというのに、遊びで使ったことしかない……)。個々の写真の解像度がまちまちなので、最後に「テクスチャライザ(砂岩)」で全面を荒らして馴染ませて「完成です!」だ。
何故「フォトコラージュ」を用いたのか?——って、その理由は、今回の芝居「Bonehead」が「様々なガジェット(がらくた?)を寄せ集めて作られたコラージュのような作品」であるように思えたからだ。登場人物がヤクザと警官、それに加えゴスロリっていう「バラバラ感」はまさにコラージュと呼ぶに相応しいんじゃないかな?
「あの…… ゴスロリとヤクザの接点ってどのにあるんですか??」なんて疑問を抱く方もおられようが、この作品を見れば、そんな疑問も瞬時に胡散霧消し、一気に昇華することになること請け合いだ。チラシで薔薇やゴスっぽいアクセサリーとともに拳銃の弾倉と弾丸がこっそりとおかれていたりするが、何故か普通に馴染んでるでしょ? そんな感じの芝居なんですよ。今回のはね(´ー`)ノ
2011年10月4日火曜日
↑ 額縁の上に、何げなく置かれた弾倉
これはロシア(っていうか、旧ソ連)の拳銃「マカロフ」の弾倉。今回の芝居においては「マカロフ」がストーリーに絡むまあまあ重要なアイテムのひとつになっている。デザイン当初、マカロフ自体を配置しようとしたのだが、拳銃はそれだけで存在感がありすぎで全体のバランスが崩れてしまう。で、考えたあげく、弾倉のみを配置することにした。ぱっと見、チョコレートバーにも見えなくはない(って、見えないか……)
↑ 額縁の端に転がる銃弾
マカロフ弾(9x18mm)—フルメタルジャケットである。日頃よく目にする9mmパラベラム弾(←目にしないって!)と比べ、全長が5mm弱短く、径が若干太めなので、ずんぐりした印象を与える。当初、数個ばらまこうと思ったが、うざくなったので、潔く「1個のみ」とした。
↑ 目玉を持った蜘蛛のブローチ
こんなのが欲しかったのだが、存在していなかった(入手できなかった)ので、「蜘蛛のブローチ」と「目玉のペンダントヘッド」の写真をデジタル合成して作っちゃった。別々のアクセサリーの金属の光沢や質感を合わせるのにちょっと手惑ったが、 「Photoshopさん」に不可能はないのだ(´ー`)ノ