アートワークの小部屋

 

CoRichのページで「チラシデザイン」の「はなださとし」をクリックすると、設定上「黒い地下室」に飛んできてしまう。うーん。デザイナー(笑)としての俺自身も一応、語っておく必要がありそうだ…とか思い、半ば思いつきで作ってみましたよ(´ー`)ノ

Seven Deadly Sins Spin Off
『Bonehead -ボーンヘッド[失策]-』
2011年(再演)
Seven Deadly Sins 1/7:七つの大罪1/7
『Lust -ラスト[色欲]-』
2011年(再演)

 ゴスロリ少女の机の上をイメージして作ってみました。フォト・コラージュという方法で作ってみました。額縁やアクセサリーすべてが独立した画像です。それぞれに影を付けるのはちょっと手間でしたが、まあまあの仕上がりになっているでしょうか? どうしても入れてみたかった「ジェリービーンズ」ですが、陰影や輝きが今一歩で、ちょっと残念なことになっています。

 七つの大罪のパンフレット(2011年3月に公演した「Lust」でお客さんに配ったヤツ)を作った際に、(時間がなくて仕方なく)フォト・コラージュを用いたのですが、その時に微妙にはまっちゃったようです。暫くはこの流れが続いてしまうかも知れません

因みに写真のゴスロリは市川好美さんです。

 2006年の初演のものに若干手を加えただけ、という極めて効率的に無駄を省いた作品…と書くと「手抜き?」と言われちゃいそうですが、だって初演のアートワークがけっこう好きなんだもん。被写体は市川麻美さんですが、練習中に薄暗い小部屋に呼びつけ、有無を言わさず口を押さ付けて、写真を撮りました(写真の中の入れ墨をした手ははなだの手ですよ)。きっと怖かったんだと思います。瞳にリアルに恐怖が刻印されています。

 表面のざらざら感は、PhotoShopのテクスチャライザで「砂岩」を使ってみたからです。多分「砂岩」を用いた初めての作品だと思います「砂岩」はざらざらになると思いきや、肌がまるでビスク人形のようになり、いい感じに落ち着きます。

Seven Deadly Sins 2/7:七つの大罪2/7
『Envy -エンヴィ[嫉妬]-』
2007年

 七つの大罪シリーズ、初演が顔の大写しであったからか「顔シリーズ」となってしまいました。被写体は、麻薬取締官・梯鳥信司役のはなださとしさんです(笑)。そんなに映りたいのか、お前??とか突っ込んだりしないで下さい。出来ることならこんな事はしたくなかったのですが、脚本の執筆が遅れに遅れて、誰かの顔を写真撮影している暇はなく、止むに止まれず、自分の顔を使うほかなかった…というのが「真実」です。その上「自撮り」です。

 まあ、Bö-tanzの今までの(そしてこれからも)公演チラシで、これが唯一の「 自撮り作品」ということになるでしょう。

許して下さい。この頃はまだ「主役」張ってましたから

Seven Deadly Sins 3/7:七つの大罪3/7
『Wrath -ロス[憤怒]-』
2007年

 第3弾の被写体はスナイパー・安岡志帆役の酒田恵美子さんです。まあ、この芝居は「狙撃」が話の中心となった作品であり、安岡志帆が「主役級」で話を引っ張っていく(いや、引っ張られていく?)ストーリーでしたので、こうなっちゃいました。

 拳銃は「美銃」とも呼ばれるベレッタ92Fです。その拳銃に額を押しつけ、祈るかのように瞳を閉じる安岡志帆…なんだか、凛として素敵です。っていうか、そんなお話しなんですよ、Wrathって作品は。「そして、二度と痛まぬはずの心の傷がまた疼きだす…」わけですよ。こんな「切ないラストシーン」はなかなかないです。台本DLして読んでみてください。このアートワークの意味が分かると思います。

Seven Deadly Sins 4/7:七つの大罪4/7
『Greed -グリード[貪欲]-』
2010年

 第4弾のストーリーには殺人毒素を生産する微生物兵器が登場します。正しくは、バイオ系枯葉剤<エージェント・グリーン>と言うものなのですが。グリーンとは言いますが、赤いカビの胞子がその兵器の正体です。

 元アイドルの松沼真弥を演じる客演の真美子さんに被写体をお願いしました。手の平から吹き飛ばされる赤い粉状の物質がそのカビの胞子ってわけです。赤い粉は散らばりつつも、なぜかそれが、梯鳥信司らの手の甲に入れられた入れ墨(スティグマータ)の形になっています。こういった画像変換はPhotoShopさんの得意とするところです。ほんと、すげえよなぁ、PhotoShopさんって。

Seven Deadly Sins 5/7:七つの大罪5/7
『Gluttony -グラタニィ[暴食]-』
2010年

 第5弾の被写体には、警視庁捜査一課長・檜山怜子役の羽鳥友子さんが満を持して登場です。誰かの手の指の間から垣間見える<真実>…みたいなイメージです(因みに「手タレ」は客演の牛居朋広くんです)

「垣間見る=覗き見る」というイメージを一歩進めて、「割れたガラスのひび割れを通して覗く」という風に構成してみました。割れたガラスはPhotoShopのブラシツール(←ネットを探せばいろいろなのがある)を使用しました。まあ、それだけでは雰囲気が今一歩なので、色付けたり、ディストーションかけたり、いろいろ手を加えています。割れたガラスですらもPhotoShopさんってわけ。

まだまだ続く…と思う

Seven Deadly Sins Spin Off
『Bonehead -ボーンヘッド[失策]-』
2008年(初演)

 <七つの大罪シリーズのスピンオフ>「Bonehead」の初演は、主役である警視庁捜査一課長特捜班・剣崎龍太役の高橋彰規座長が被写体です。「剣崎龍太が梯鳥信司のEnvyでのチラシ画に嫉妬(=Envy)して、デザイナーに注文した」というのが作品の コンセプトとなっています。だから、色使いや構図は「Envy」のそれをパクって作られています。座長がチラシやポスターを飾るのは後にも先にも今のところこれだけです。

 画面の荒らしは、テクスチャライザの「キャンバス」のようです。「キャンバス」をかけると途端に油絵のような印象となりますね。面白いです。

↑ このチラシのフォトコラージュに関しては2010年10月4日のブログで解説してます。そのブログへ

Seven Deadly Sins 6/7:七つの大罪6/7
『Sloth -スロウス[怠惰]-』
2012年
Seven Deadly Sins 7/7:七つの大罪最終章
『Pride -プライド[傲慢]-』
2013年

 <七つの大罪シリーズ>の第6弾は、麻取四課の人気者一ノ瀬毅君(市川好美)だ。ふにゃふにゃへたれ系のコンピュータヲタクの上、昆虫好きというリアルでは絶対に女の子にもてそうにないキャラであるのに人気絶大なのは何故だろう? 「毅君と結婚したい(はーと」とアンケートの感想欄に書いてくる女子のなんと多いことか……

 そんな毅君の人気にあやかって、Slothのチラシはできあがりましたとさ。左上の蝶は「エメラルドスワローテイル」です。基調を緑色にしてしまったので、毅君の顔色が若干悪いです……って、ちっともアートワークの説明になってないか?

 ずっと「顔シリーズ(←基本的に顔の大写し)」で通してきた<七つの大罪シリーズ>ですが、最終章は「手の大写し」です。この構図は最終シーンを暗示しているのですが、構図の基本骨格は第一作の構想時から決まっていました。つまり、七連作の本当のエンディングは初めから決まっていたわけです。ここにたどり着きたくて書き続けたのです。写真は彩度を極限まで落として白黒調にし、紫色(カーネーションと入れ墨)だけがパートカラーで際立つようにPhotoshopにていろいろやっています。ちなみに紫色のカーネーション〈ムーンダスト〉の花言葉はプライドです。いい感じでまとまったでしょ?